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SNSによる家庭保健教育で児童の近視発症率がわずかに低下

2021年10月5日  JAMA Ophthalmology

中国・広州市の小学校12校の1年生児童1525例(平均年齢6.3歳、男児54.8%)を対象に、学校主導の家庭保健教育による児童の近視予防効果をクラスター無作為化試験で検証。児童の親に対してソーシャルメディアアプリWeChatを用いて週1回の保健教育を実施し、最終評価を受けた児童1244例を解析対象とした。 その結果、主要評価項目に定めた2年累積近視発症率は介入(WeChat使用)群19.5%、対照群24.4%だった(差4.9%、P=0.04)。等価球面屈折度数の平均近視化量は、介入群の方が対照群よりも低かった(-0.82D vs. -0.96D、差-0.14D、P<0.001)。眼軸長の変化量に差は見られなかった(差0.02mm、P=0.70)。...