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外用薬による接触皮膚炎、14%がパッチテスト陽性

2021年10月6日  専門誌ピックアップ

2001-18年の北米接触皮膚炎共同研究班(NACDG)のデータを用いて、外用薬による接触皮膚炎のパッチテスト陽性所見を後ろ向き解析で調査。パッチテストを受けた4万3722例で解析を実施した。 その結果、6374例(14.6%)が、1つ以上の外用薬原料に対してパッチテストで陽性となった。外用薬に対するアレルギー陽性者は、陰性者との比較で、40歳超(P<0.0001)、または脚、肛門・外陰部または体幹に皮膚炎の原発部位がある(P<0.0001)に確率が高かった。NACDGアレルゲンに対するアレルギー反応が8787件確認され、発生頻度の高いアレルゲンはフラジオマイシン(29.4%)、バシトラシン(29.1%)、プロピレングリコール100%(10.6%)などだった。...