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AIで大腸腺腫の見逃し率が低下

2021年10月8日  専門誌ピックアップ

米国の大学病院4施設で大腸がん検査または経過観察のため大腸内視鏡検査を受ける患者232例を対象に、深層学習を用いたコンピュータ支援ポリープ検出(CADe)システムによる大腸内視鏡検査の有効性を前向き多施設共同単盲検無作為化試験で検討(CADeT-CS試験)。主要評価項目は、腺腫見逃し率とした。 その結果、腺腫見逃し率は、CADe検査群の方が高解像度白色光(HDWL)検査群よりも低かった(20.12% vs. 31.25%、P=0.0247、オッズ比1.8048、95%CI 1.0780-3.0217)。鋸歯状病変見逃し率も、CADe検査群の方がHDWL検査群よりも低かった(7.14% vs. 42.11%、P=0.0482)。...