分娩時の硬膜外鎮痛に児の自閉症リスクとの関連は?
2021年10月8日
Journal of the American Medical Association
分娩時の硬膜外鎮痛により出生児の自閉症リスクが上昇するかをデンマークの全国規模の後ろ向きコホート研究で検討。2006-13年に出生した児を1歳の誕生日から2017年12月まで追跡した。主要評価項目は、自閉症スペクトラム障害の診断(国際疾病分類第10版)とした。 コホート47万9178例(女児48.7%、出生時の母親の年齢中央値30.9歳)のうち9万2900例(19.4%)が分娩時の硬膜外鎮痛に曝露していた。追跡期間中央値は7.0年で、追跡期間終了までに6428例(1.3%)が自閉症と診断されていた。自閉症診断率は、曝露児1万人年当たり23.1、非曝露児1万人年当たり18.5だった(粗ハザード比1.29、95%CI 1.21-1.37、調整ハザード比1.05、95%CI 0.98-1.11)。...
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