AZワクチン、高齢者での有効性83.5%
2021年10月8日
New England Journal of Medicine
米国、チリおよびペルーで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンAZD1222(アストラゼネカ製)2回接種の安全性、ワクチン有効性および免疫原性を実施中の第III相二重盲検無作為化プラセボ対照臨床試験で検討。成人3万2451例をAZD1222群(2万1635例)とプラセボ群(1万816例)に、無作為化により割り付けた。 その結果、AZD1222は安全で、重篤な有害事象や注目すべき有害事象の発現率はプラセボ群と同程度だった。局所および全身の非自発反応は、両群とも全般的に軽度ないし中等度だった。ワクチンの推定有効率は全体で74.0%、65歳以上の参加者では83.5%だった。 2回接種完了者の解析では、プラセボ群8550例中8例(0.1%未満)が重症または重篤なCOVID-19を発症したが、AZD1222群1万7662例では1例も認めなかった。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染予防(ヌクレオカプシド抗体のセロコンバージョン)に対するワクチンの推定有効率は64.3%だった。...
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