de novo IV期乳がん患者278例を対象に、局所療法(原発腫瘍切除)による総生存率に対する効果を無作為化臨床試験(MF07-01試験)の10年間の追跡で検討。試験では、患者を局所療法後に全身療法を実施するグループ群と全身療法単独グループに1対1の割合で無作為化により割り付けた。265例を最終解析の対象とした。 その結果、総生存率は、局所療法+全身療法群が19%、全身療法群が5%だった。総生存期間中央値は局所療法+全身療法群が46カ月、全身療法群35カ月がで、死亡のハザードは局所療法+全身療法群の方が全身療法群よりも29%低かった(ハザード比0.71、95%CI 0.59-0.86、P=0.0003)。...
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