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視力障害があると筋骨格系疾患、神経精神疾患のリスク上昇

2021年10月11日  専門誌ピックアップ

18歳以上の視力障害(低視力または失明)患者2万4657例と年齢および性別でマッチさせた対照者を対象に、神経精神疾患、筋骨格系疾患、心血管代謝疾患の発生率およびハザードを後ろ向きコホート研究で比較。平均追跡期間は5.5年だった。 Elixhauser併存疾患指数で調整したCox比例ハザード回帰モデルでの解析の結果、18-64歳の患者群で、対照群よりも神経精神疾患(ハザード比2.1、95%CI 1.9-2.4)、筋骨格系疾患(同1.8、1.7-2.0)、心血管代謝疾患(同1.8、1.7-2.0)のハザードが有意に高かった。65歳以上の患者群でも、神経精神疾患(同2.4、2.1-2.7)、筋骨格系疾患(同1.8、1.6-1.9)、心血管代謝疾患(同1.7、1.4-2.0)にほぼ同じ関連が見られた。視力障害があると検証した疾患30種のハザードが高く、18-64歳、65歳以上の両年齢コホートの結果もほぼ同じだった。...