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前立腺がん監視療法、治療への早期移行関連因子

2021年10月12日  The Journal of Urology

監視療法(AS)を実施している前立腺がん患者6775例を対象に、ASから治療への移行期間の関連因子を検討。追跡期間中央値は6.7年で、治療への移行率は33.4%だった。 その結果、早期移行はグリーソン分類(GG)高値(GG1群に対する調整後ハザード比:GG2群1.57、95%CI 1.36-1.82、GG3以上群1.77、1.29-2.43)、前立腺特異抗原血清値(5ng/mL増加当たりの調整後ハザード比1.18、1.11-1.25)、腫瘍分類(cT1群に対する調整後ハザード比:cT2群1.58、1.41-1.77、cT3以上群4.36、3.19-5.96)、陽性生検コア数(1-2本群に対する調整後ハザード比:3本群1.59、1.37-1.84、4本以上群3.29、2.94-3.69)と関連した。GG1の腫瘍体積低値患者と比べると、GG1の腫瘍体積高値群の方が移行までの期間が短く、高リスク患者と経過が類似していた。...