1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 閉経後乳がん、レトロゾール延長投与で再発リスク低下

閉経後乳がん、レトロゾール延長投与で再発リスク低下

2021年10月13日  The Lancet Oncology

術後補助療法としてタモキシフェンを2-3年投与したI-III期の閉経後ホルモン受容体陽性浸潤性乳がんで再発の徴候がない患者2056例を対象に、レトロゾールの5年間の延長投与の成績を第III相試験で比較。主要評価項目は、intention-to-treat集団の浸潤がんの無病生存率とした。 その結果、中央値11.7年の追跡で、12年無病生存率は対照群62%、延長群67%だった(ハザード比0.78、95%CI 0.65-0.93、P=0.0064)。特に頻度の高いグレード3-4の有害事象は関節痛(対照群2.2% vs. 延長群3.0%)および筋肉痛(0.7% vs. 0.9%)だった。対照群の3例、延長群の8例に重篤な治療関連の有害事象が発現した。...