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SMA I型にonasemnogene abeparvovecが有効

2021年10月15日  The Lancet Neurology

脊髄性筋萎縮症(SMA)I型児41例を対象に、onasemnogene abeparvovecによる遺伝子補充療法の安全性と有効性を多施設単群共同非盲検III相試験で検討。SMN1エクソン7-8欠失または点変異がありSMN2のコピー数が1または2の生後6カ月未満の患児を適格とし、onasemnogene abeparvovec(1.1×1014vg/kg)を単回静脈内投与した。主要評価項目は、生後18カ月までの10秒以上の機能的自立座位達成とした。 試験薬投与時の年齢中央値は4.1カ月だった。ITT集団32例中14例(44%)が主要評価項目を達成した(比較したPediatric Neuromuscular Clinical Researchコホートは23例中0例、P<0.0001)。33例中32例(97%)に有害事象が発現し、6例(18%)に試験薬関連の重篤な有害事象が発現した。特に発現率の高かった有害事象に、発熱(67%)、上気道感染(33%)、アラニンアミノトランスフェラーゼ上昇(27%)があった。試験中の気道感染に起因する低酸素性虚血性脳障害により1例が死亡したが、試験薬との関連...