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鼻茸あり慢性副鼻腔炎にデュピルマブが最も有益

2021年10月18日  専門誌ピックアップ

鼻茸がある慢性副鼻腔炎(CRSwNP)に用いるモノクローナル抗体およびアスピリン減感作療法(ASA-D)の効果を系統的レビューおよびネットワークメタ解析で比較。無作為化比較試験29件(患者計3461例)を解析対象とした。 その結果、SNOT-22で評価した健康関連生活の質(HRQoL)がプラセボよりもデュピルマブ(平均差 -19.9)、オマリズマブ(同-16.09)、メポリズマブ(同-12.89)、ASA-D(同-10.61)、ベンラリズマブ(同-7.68)で良好だった(根拠の確実性:中等度ないし高度)。救済手術としての鼻茸手術施行リスクがデュピルマブ(リスク差 -16.35%)、オマリズマブ(同-7.40%)、メポリズマブ(同-12.33%)、ASA-D(同-16.00%)で低下した(中等度の確実性)。評価項目の全7項目でデュピルマブが最も有益だった(中等度ないし高度の確実性)。...