ロボ支援胃切除術で腹腔内感染性合併症減らず

日本国内で、臨床病期I-III期の切除可能な胃がん患者241例を対象に、ロボット支援胃切除術（RG）と腹腔鏡下胃切除術（LG）の短期手術転帰を第III相前向き優越性無作為化臨床試験で比較。236例（男性63.6％、平均年齢70.8歳）を修正intention-to-treat集団、230例をper-protocol集団とした。 その結果、per-protocol集団の主要評価項目に定めた術後腹腔内感染性合併症発生率はLG群8.5％、RG群6.2％で、有意差はなかった。グレードII以上の術後合併症発生率はLG群19.7％、RG群8.8％（P＝0.02）、グレードIIIa以上の術後合併症発症率は16.2％、5.3％（P＝0.01）で、いずれもLG群の方が有意に高かった。...