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双極性障害のうつ症状がlumateperoneで改善

2021年10月18日  American Journal of Psychiatry

大うつ病エピソードを呈する18-75歳の双極I型障害患者および双極II型障害患者計377例を対象に、抗精神病薬lumateperoneの有効性と安全性を第III相無作為化二重盲検プラセボ対照試験で評価。有効性主要評価項目は、治療前から第43日までのモンゴメリー・アスベルグうつ病評価尺度(MADRS)スコア変化量、有効性副次評価項目は臨床全般印象度-双極性障害重症度評価尺度(CGI-BP-S)の総スコア変化量とした。 その結果、lumateperone群はプラセボ群よりもMADRSスコア(群間差の最小二乗平均-4.6、効果量-0.56)およびCGI-BP-S総スコア(同-0.9、-0.46)が有意に改善した。双極I型障害患者、双極II型障害患者ともに、lumateperoneのプラセボに対するMADRSスコアの有意な優位性が示された。lumateperone群に多かった治療関連有害事象は傾眠と悪心だった。...