COVID-19妊産婦の重症化リスク予測モデルを開発

4カ国8施設が参加する後ろ向きコホート研究で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に感染した妊産婦の重症化および集中治療室（ICU）入室リスクを予測するCOvid Maternal Intensive Therapy（COMIT）モデルを開発した。COVID-19に感染した妊娠中女性および産後10日以内の女性計793例を対象とした。 予測因子に母体年齢（調整リスク比1.45、95％CI 1.07-1.95、P＝0.015）、BMI（同1.34、1.06-1.66、P＝0.010）、診断時妊娠第3期（同3.64、1.78-8.46、P＝0.001）を用いたmini-COMITモデルの楽観性バイアスを調整した受信者動作特性曲線下面積（AUROC）は0.73だった。予測因子にBMI（同1.39、1.07-1.95、P＝0.015）、下気道症状（同5.11、1.81-21.4、P＝0.007）、好中球/リンパ球比（同1.62、1.36-1.89、P＜0.001）、血清C反応性蛋白（同1.30、1.15-1.44、P＜0.001）を用いたfull-COMITモデルの楽観性バイアス調整後A...