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加齢黄斑変性、読書能力に視機能や構造マーカーとの関連

2021年10月22日  JAMA Ophthalmology

地図状萎縮(GA)がある加齢黄斑変性(AMD)患者85例150眼(年齢中央値77.9歳、女性60%)を対象に、読書能力と視機能および構造的バイオマーカーとの関連を前向き研究で検討した(Directional Spread in Geographic Atrophy試験)。 その結果、単眼読書視力中央値は0.9log、読書速度は1分当たり52.8語となり、読書能力は低かった。多変量横断解析で、最高矯正視力(BCVA)、Early Treatment Diabetic Retinopathy Study(ETDRS)中心サブフィールドのGA、中心窩を含むGAよりも含まないGA、右内側サブフィールドのGAに読書視力との関連を認めた(交差検証のR2=0.69)。BCVA、低輝度視力、中心、右内側、上内側サブフィールドのGAに読書速度との最も強い関連性があった(同R2=0.67)。縦断解析で、読書視力と読書速度の予測精度は同等だった(R2=0.73、0.70)。...