変形性関節症、第1選択には局所ジクロフェナクが最適か

変形性関節症に用いる非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）、オピオイド、paracetamol（アセトアミノフェン）の有効性および安全性を無作為化試験の系統的レビューおよびネットワークメタ解析で比較。患者10万2829例、90種類の製剤または用量を対象とした試験192件を対象とした。 その結果、臨床的に意義のある最小の疼痛緩和よりも強い治療効果が得られる確率が、経口製剤5種類（ジクロフェナク150mg/日、etoricoxib 60mg/日および90mg/日、rofecoxib 25mg/日および50mg/日）99％以上、ジクロフェナク局所製剤（70-81mg/日および140-160mg/日）92.3％以上、全オピオイド53％以下だった。 有害事象による中止のリスクはNSAID経口製剤18.5％、NSAID局所製剤0％、オピオイド83.3％、有害事象発現率はそれぞれ29.8％、0％、89.5％だった。oxymorphone 80mg/日が有害事象による中止（51％）、理由を問わない有害事象（88％）のリスクが最も高かった。 著者らは、ジクロフェナク局所製剤70-81mg/日が有効で概して...