食事によるαリノレン酸摂取で心血管系死亡リスク低下
2021年10月23日
British Medical Journal
αリノレン酸(ALA)の食事からの摂取および組織バイオマーカーと死亡リスクとの関連を系統的レビューとメタ解析で検討。全死因死亡、心血管疾患(CVD)死亡、がん死亡のリスク推定値を報告した前向きコホート研究41件(計119万7564例)を対象とし、ALA摂取量の分類が最も高いグループの最も低いグループに対する要約相対リスクと95%CIを算出した。 2-32年の追跡期間中、全死因死亡19万8113例、CVD死亡6万2773例、がん死亡6万5954例が記録された。ALAの高摂取の方が低摂取よりも全死因死亡リスク(統合相対リスク0.90、95%CI 0.83-0.97、I2=77. 8%、15件)、CVD死亡リスク(同0.92、0.86-0.99、48.2%、16件)、冠動脈疾患(CHD)死亡リスク(同0.89、0.81-0.97、5.6%、9件)が低く、がん死亡リスク(同1.06、1.02-1.11、3.8%、10件)のわずかな上昇との間に有意な関連を認めた。...
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