急性リンパ性白血病のCAR-T細胞療法、CNS再発例にも有効
中枢神経系(CNS)再発・難治性のB細胞性急性リンパ性白血病患者に用いるCD19標的キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法の効果を臨床試験5件の事後解析で検討。解析対象はtisagenlecleucelまたはhuCART19の投与を受けたCD-19陽性急性リンパ急性白血病またはリンパ球性リンパ腫患者195例で、うち66例にCNS病変があった。 その結果、28日時の完全寛解達成率はCNS病変あり群97%、なし群94%と同等で(P=0.74)だった。2年時の無再発生存率はそれぞれ60%、60%、総生存率は83%、71%で有意差は見られなかった(P=0.50、0.39)。 神経毒性(全グレード41% vs. 58%)およびサイトカイン放出症候群(全グレード85% vs. 80%)の発現率、重症度にCNS病変の有無による差は見られなかった(P=0.20、0.26)。...
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