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COVID-19流行で小児の定期予防接種率が低下

2021年10月24日  JAMA Pediatrics

米Vaccine Safety Datalinkのデータを用いて、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の大流行が小児の定期予防接種に及ぼした影響を検討。 小児を24カ月齢未満、4-6歳、11-13歳、16-18歳の年齢群に分け、COVID-19大流行前(2020年1月5日-3月14日)、年齢を制限した予防的ケア期(同3月15日-5月16日)、プライマリケア拡大期(同5月17日-10月3日)の定期接種ワクチン接種率と定期接種推奨ワクチンの接種が完了した(up to date:UTD)小児の割合を2019年の同時期と比較した。 2019年の139万9708例、2020年の140万2227例を対象とした。COVID-19流行前および2019年と比較すると、年齢を制限した予防ケア期では週当たりの接種率が低く(率比:24カ月齢未満0.82、4-6歳0.18、11-13歳0.16、16-18歳0.10)。プライマリケア拡大期の接種率もほとんどの年齢群でなお低かった(率比:24カ月齢未満0.96、11-13歳0.81、16-18歳0.57)。UTDの割合は、COVID-19流行期も流行前もほ...