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先天性心疾患患児、疾患重症度高いほどIQが低い

2021年10月27日  専門誌ピックアップ

心肺バイパス手術を受けた先天性心疾患(CHD)患児(5-17歳)の認知機能および実行機能転帰および転帰不良の危険因子を特定すべく系統的レビューとメタ解析を実施した。 その結果、全知能指数(total IQ)を報告した74試験(CHD患児3645例)の要約推定値は96.03(95%CI 94.91-97.14)だった。左心低形成症候群および単心室症のコホートのIQが心房中隔欠損および心室中隔欠損のコホートよりも有意に低かった(P=0.0003、P=0.027)。大血管転位コホートでは、評価時の年齢が高いとIQスコアが低かった(P=0.014)。CHD患児の実行機能を健常対照と比較した13試験(CHD患児774例)の標準化平均差は-0.56(95%CI -0.65--0.46)で、不良転帰の発生に特定の実行機能領域または年齢との関連は見られなかった。...