切除不能な転移がある大腸がん(mCRC)患者196例を対象に、全身療法(フルオロピリミジン系薬主体のベバシズマブ併用化学療法)単独と原発腫瘍切除+術後全身療法による無作為化後60日死亡率を第III相無作為化臨床試験で比較(CAIRO4試験)。 その結果、60日死亡率は、intention-to-treat解析では全身療法群3%、原発腫瘍切除群11%(P=0.03)で、per-protocol解析では全身療法群2%、原発腫瘍切除群10%(P=0.048)だった。血清中の乳酸脱水素酵素、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼまたは好中球値が上昇した原発腫瘍切除群の患者は、いずれの値の上昇を認めない患者よりも60日死亡率が有意に高かった。...
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