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小児の近視、アトロピン継続で進行抑制

2021年11月1日  Ophthalmology

4-12歳の近視患者326例を対象に低濃度アトロピン(0.05%、0.025%または0.01%)治療投与継続と休薬の進行抑制効果を評価した無作為化二重盲検臨床試験で検討[LAMP(Low-concentration Atropine for Myopia Progression)試験]。試験開始3年目の治療有効性および治療中止後の反跳作用を報告した。 その結果、等価球面度数(SE)、眼軸長伸長ともに休薬群の方が継続群より進行が早かった[アトロピン0.05%:-0.68D vs. -0.28D(P<0.001)と0.33mm vs. 0.17mm(P<0.001)、アトロピン0.025%:-0.57D vs. -0.35D(P=0.004)と0.29mm vs. 0.20mm(P=0.04)、アトロピン0.01%:-0.56D vs. -0.38D(P=0.04)と0.29mm vs. 0.24mm(P=0.13)]。高年齢および低用量に休薬後のSE進行および眼軸長伸長での反跳作用低下との関連を認めた(いずれもP<0.001)。...