てんかん様活動ありAD、レベチラセタムで認知機能改善
2021年11月2日
JAMA Neurology
80歳以下のアルツハイマー病(AD)患者を対象に、レベチラセタムの認知機能改善効果を第IIa相無作為化クロスオーバー試験で検討(LEV-AD試験)。主要評価項目は、NIH-EXAMINER複合スコアで評価した実行機能の改善度とした。 その結果、28例が試験を完遂し、そのうち10例(35.7%)にてんかん様活動を認めた。全体でレベチラセタムによるNIH-EXAMINER複合スコア(プラセボ群との平均差0.07点、P=0.55)の改善は見られなかった。てんかん様活動がある患者では、レベチラセタムによりStroopテストの色名呼称下位尺度(プラセボ群との比較での純改善度7.4点、P=0.046)およびvirtual route learning test(t=2.36、Cohenのf2=0.11、P=0.02)の結果が改善した。有害事象による治療中止者はいなかった。...
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