若年成人のCAC検査開始推奨年齢を推定
2021年11月3日
Journal of the American College of Cardiology
非造影CTを実施した若年成人2万2346例(平均年齢43.5歳、女性25%)を対象に、初回冠動脈石灰化(CAC)検査実施の至適年齢を検討。多変量ロジスティックモデリングにより抽出した年齢およびアテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)危険因子に基づくCACスコア1以上の確率を推定する男女別のリスク方程式を使用した。 CACスコア1以上の発生率は34%で、中央値は20だった。ASCVD危険因子がない患者よりも糖尿病群の方がCACスコア1以上発生時の年齢が平均6.4歳早く、喫煙習慣がある患者、高血圧症患者、脂質異常症患者、冠動脈疾患家族歴がある患者の方が3.3-4.3歳早かった。CACスコア1以上の検出率を25%とした場合の初回検査の至適年齢は、糖尿病がある男性36.8歳、女性50.3歳、危険因子がない男性42.3歳、女性57.6歳と算出された。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。