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重症喘息にリサンキズマブの有益性示されず

2021年11月3日  New England Journal of Medicine

重症喘息成人患者を対象に、抗インターロイキン23p19モノクローナル抗体リサンキズマブの有効性と安全性を24週間の第IIa相多施設共同無作為化二重盲検試験で検討。患者をリサンキズマブ90mg群(105例)とプラセボ群(109例)に割り付け、4週間に1回皮下投与した。主要評価項目は、最初の喘息悪化までの期間とした。 その結果、最初の喘息悪化までの期間は、リサンキズマブ群の方がプラセボ群よりも短かった(中央値40日 vs. 86日、ハザード比1.46、95%CI 1.05-2.04、P=0.03)。リサンキズマブの年間喘息悪化率比は、プラセボとの比較で1.49(95%CI 1.12-1.99)だった。リサンキズマブ療法に伴う安全性の懸念はなかった。...