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BRCA変異陽性進行卵巣がん、オラパリブでPFS改善

2021年11月4日  The Lancet Oncology

新たにBRCA変異陽性進行卵巣がんと診断された患者を対象に、2年間のオラパリブ維持療法による無増悪生存期間(PFS)改善効果を第III相二重盲検無作為化試験(SOLO1/GOG 3004試験)で験討。オラパリブ群(260例)とプラセボ群(131例)を5年間追跡調査した。 その結果、PFS中央値は、オラパリブ群56.0カ月(95%CI 41.9-未達)、プラセボ群13.8カ月(同11.1-18.2)だった(ハザード比0.33、同0.25-0.43)。最も多く見られたグレード3-4の有害事象は、貧血(オラパリブ群22% vs. プラセボ群2%)、好中球減少症(8% vs. 5%)だった。重篤な有害事象発現率はオラパリブ群21%、プラセボ群13%で、試験期間中に試験薬関連の死亡に至る有害事象は認められなかった。...