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難治性SLE、ベリムマブで重度再燃を抑制

2021年11月5日  Annals of Internal Medicine

英イングランドの難治性全身性エリテマトーデス(SLE)患者52例を対象に、B細胞活性化因子(BAFF)阻害薬ベリムマブの有効性を第II相無作為化優越性試験で検討。リツキシマブ投与後にベリムマブを52週間静脈内投与して、血清抗2本鎖DNA(抗dsDNA)IgG抗体価を評価した。 その結果、抗dsDNA-IgG抗体価は、ベリムマブ投与群の方がプラセボ群より低かった(幾何平均47IU/mL、vs. 103IU/mL、試験前からの減少量170%、P<0.001)。ベリムマブの重度再燃(BILAG-2004 グレードA)リスクがプラセボよりも低かった(ハザード比0.27、CI 0.07-0.98、ログランク検定によりP=0.033)。重度再燃はプラセボ群10件、ベリムマブ群3件だった。ベリムマブによる重篤な有害事象の発生は増加しなかった。...