1型糖尿病小児、HCLシステムで血糖制御とQOL改善
2021年11月6日
JAMA Pediatrics
1型糖尿病の小児患者135例(平均年齢15.3歳、女子56%)を対象に、ハイブリッドクローズドループ(HCL)システムによる血糖管理および生活の質(QOL)の改善効果を6カ月間の無作為化試験で検討した。 その結果、intention-to-treat解析で、血糖値が70-180mg/dLの範囲内にあった時間(TIR)割合の平均値は、HCL群で試験前の53.1%から試験終了時に62.5%へ、従来療法群(持続皮下インスリン注入または頻回インスリン注射)で54.6%から56.1%へ増加し、調整後の平均群間差は6.7%(P=0.002)だった。HCLで糖尿病特異的QOLが改善し(差4.4点)、糖尿病による苦痛に変化はなかった。両群ともに重症低血糖および糖尿病ケトアシドーシスの発現はなかった。...
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