変形性足関節症にPRP療法は無効

変形性足関節症の症状および機能に対する超音波ガイド下多血小板血漿（PRP）注射の有効性を多施設共同ブロック無作為化二重盲検プラセボ対照試験と比較。視覚的アナログ尺度の疼痛スコアが40を超える患者100例を対象に、26週間の改変版American Orthopaedic Foot and Ankle Society（AOFAS）スコア（高いほど痛みが少なく、機能が良好）を評価した。 その結果、治療前と比べると、AOFAS平均スコアがPRP群で10点（63点から73点、95％CI 6-14、P＜0.001）、プラセボ（生理食塩水）群で11点（64点から75点、同7-15、P＜0.001）改善した。26週間の調整後群間差は－1だった（同－6-3、P＝0.56）。プラセボ群の1例に重篤な有害事象が発現したが、介入との関連はなかった。PRP群で13件、プラセボ群で8件、その他の有害事象が発現した。...