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進行NSCLC、ICIの2剤併用で長期転帰改善

2021年11月7日  専門誌ピックアップ

進行非小細胞肺がん(NSCLC)の1次治療に用いるニボルマブ+イピリムマブ併用療法の有効性を化学療法と比較したCheckMate 227試験パート1の4年間の追跡調査の結果が報告された。 追跡期間中央値54.8カ月の後、併用群のOSは、PD-L1発現率1%以上の集団(ハザード比0.76、95%CI 0.65-0.90)とPD-L1発現率1%未満の集団(同0.64、0.51-0.81)ともに化学療法群より長かった。4年後の総生存率は、PD-L1 1%以上で併用群29%、化学療法群18%、PD-L1 1%未満でそれぞれ24%と10%だった。扁平上皮がんと非扁平上皮がんの組織型ともに便益を認めた。治療関連有害事象により併用療法を中止した患者に長期OS改善効果を認めた。...