1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. EGFRエクソン20変異陽性mNSCLCでの便益確認

EGFRエクソン20変異陽性mNSCLCでの便益確認

2021年11月8日  JAMA Oncology

白金製剤治療歴のあるEGFRエクソン20挿入変異陽性の転移性非小細胞肺がん(mNSCLC)患者114例(年齢中央値60歳、女性66%、アジア系60%)を対象に、EGFRエクソン20挿入遺伝子変異を選択的に標的とする経口チロシンキナーゼ阻害薬mobocertinibの治療成績および安全性を第I/II相非無作為化臨床試験で検討。追跡期間中央値は14.2カ月だった。 その結果、確定客観的奏効率(ORR)は独立審査委員会(IRC)の評価で28%、治験責任医師の評価で35%、IRC評価による奏効期間中央値は17.5カ月、無増悪生存期間中央値は7.3カ月で、全生存期間中央値は24.0カ月だった。前治療歴がある患者96例(年齢中央値59歳、女性65%、アジア系69%)の追跡期間中央値13.0カ月での確定ORRは、IRC評価で25%、治験責任医師評価で32%だった。最も多かった治療関連有害事象は、下痢および発疹だった。...