小児の回避・制限性食物摂取障害、年齢と性別で臨床像に差
2021年11月8日
JAMA Pediatrics
小児(5-18歳)の回避・制限性食物摂取障害(ARFID)の発症率および年齢と性別による臨床像の差を横断研究で検討。Canadian Paediatric Surveillance Programで特定したARFID患者207例を対象とした。 その結果、5-18歳のARFID発症率は10万人当たり2.02例だった。年齢が高いと、極端な少食(5-9歳76.7%、10-14歳90.9%、15-18歳95.6%、P=0.02)、食欲不振(同53.3%、74.2%、80.0%、P=0.03)、医学的に危険な状態(平均BMI zスコア:10-14歳 vs. 5-9歳-1.31、15-18歳 vs. 5-9歳-1.35、P<0.001、平均心拍数:10-14歳 vs. 5-9歳-10、15-18歳 vs. 5-9歳-19.7、P=0.002)、不安(5-9歳26.7%、10-14歳52.3%、15-18歳53.3%、P=0.03)、うつ病(0%、6.8%、26.7%、P<0.001)、入院(13.3%、41.7%、55.6%、P=0.001)の確率が高かった。 低年齢の小児では、食べ物への無関心(...
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