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高齢元ラグビー選手で脳振とうと認知機能との関連を調査

2021年11月8日  Alzheimer's & Dementia

英国の元一流男性ラグビー選手(50歳以上)146例を対象に、脳振とうと認知機能との関連を検討(BRAIN研究)。スポーツ関連の脳振とうを自己申告してもらうための質問ツールを用いて、ラグビーによる脳振とうに関する情報を収集した。主要評価項目は、前臨床期アルツハイマー病認知機能複合(Preclinical Alzheimer Cognitive Composite:PACC)スコアとした。 競技歴は平均15.8年だった。全体で79.5%がラグビーによる脳振とうを報告した。脳振とうとPACCスコアとの間に関連は認められなかった(β-0.03、95%CI -1.31-0.26)。3回以上の脳振とうを報告した80歳以上の参加者は、脳振とうのなかった参加者よりも認知機能が低かった(β-1.04、95%CI -1.62--0.47)。...