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低血圧で開放隅角緑内障リスク上昇

2021年11月8日  Ophthalmology

米国の全国電子医療記録データベース(All of Us Research Programデータベース)に登録された眼科患者2万815例を対象に、血圧、血圧治療薬と緑内障の関連を後ろ向き縦断コホート研究で検討。平均動脈圧(MAP)と血圧薬クラスの数を時変予測共変数とした。 その結果、MAP83.0mmHg未満の低血圧で開放隅角緑内障(OAG)発症リスク上昇したが(ハザード比1.32、95%CI 1.04-1.67)、101.3mmHg超の高血圧および血圧治療薬クラス数にOAGとの関連はなかった。OAGに関連を示すその他の危険因子に黒人(同3.31、2.63-4.17)、ヒスパニック系またはラテン系(同2.53、1.94-3.28)、アジア系(同2.22、1.24-3.97)、80歳以上(同20.1、9.10-44.5)、糖尿病(同1.32、1.04-1.67)があり、女性にOAG発症ハザード低下との関連を認めた(同0.66、0.55-0.80)。...