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cSCCの転移発生率約2%、転移後5年生存率約80%

2021年11月9日  専門誌ピックアップ

オランダで2007-08年に組織病理的に確認された初発皮膚扁平上皮がん(cSCC)患者1万1137例を対象に、転移性cSCCの累積発生率と疾患特異的生存率を全国がん登録研究で検討。転移の危険因子も調査した。 その結果、1.9%に転移が発生し、転移までの期間は中央値で1.5年だった。転移の危険因子は、高齢(調整後ハザード比1.03、95%CI 1.02-1.05)、男性(同1.7、1.3-2.3)および免疫抑制(臓器移植レシピエントで同5.0、2.5-10.0、血液悪性腫瘍で同2.7、1.6-4.6)だった。転移性cSCC患者の5年疾患特異的生存率は79.1%だった。...