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MSI-H/dMMR大腸がんにニボルマブ+イピリムマブが有望

2021年11月11日  Journal of Clinical Oncology

高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損(MSI-H/dMMR)の転移性大腸がん(mCRC)の未治療患者45例(年齢中央値66歳)を対象に、ニボルマブ+低用量イピリムマブの効果および安全性を第II相試験で検討した(CheckMate 142試験)。 追跡期間中央値29.0カ月で、主要評価項目の客観的奏効率は69%、疾患制御率は84%、完全奏効率は13%だった。奏効期間中央値は未到達で、奏効者の74%がデータカットオフ時点で奏効を維持していた。最短追跡期間の24.2カ月では、無増悪生存期間中央値および総生存期間中央値は未到達だった。グレード3ないし4の治療関連有害事象発生率は22%、治療関連有害事象による治療中止率は13%だった。...