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HPVワクチンで若年女性の子宮頸がんが大幅に減少

2021年11月11日  Lancet

英イングランドで2008年に導入したヒトパピローマウイルス(HPV)2価ワクチン(サーバリックス)接種プログラムの効果を20歳代の女性の1370万年分の追跡調査データを用いた観察研究で検討。接種時の年齢別コホート3件とプログラム導入前の非接種コホートで、子宮頸がんと前がん病変の子宮頸部上皮内腫瘍3(CIN3)の発生率を比較した。 その結果、接種時の年齢層別に見た子宮頸がん発生率の相対的低下率は、16-18歳で34%、14-16歳で62%、12-13歳で87%だった。対応するCIN3のリスク低下は、16-18歳で39%、14-16歳で75%、12-13歳で97%だった。2019年までに、ワクチンを接種したコホートでは予想よりも子宮頸がんが448例、CIN3が1万7235例減少したと推定された。...