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J&Jワクチン接種で脳静脈洞血栓症の発症率が上昇

2021年11月11日  JAMA Internal Medicine

米ミネソタ州オルムステッド郡で、新型コロナウイルス感染症ワクチンAd26.COV2.S(ジョンソン・エンド・ジョンソン社)接種に伴う脳静脈洞血栓症(CVST)の年齢別および性別の発症率をコホート研究で評価。COVID-19流行前(2001-15年)のCVST発症率と2021年2月28日から同5月7日までの米疾病対策センター(CDC)ワクチン有害事象報告システムに基づくCVST発症率を比較した。2021年11月1日付JAMA誌Research Letterでの報告。 その結果、年齢および性別で補正した2001-15年の全体のCVST発症率は、10万人年当たり2.34だった。年齢で補正した男女別の発症率は、女性が10万人年当たり2.46、男性が2.34だった。発症率は、65歳以上の男性(10万人年当たり6.22)が最も高く、次いで18-29歳の女性(同4.71)が高かった。 ワクチン接種15日後のCVST発症率は、全体が10万人年当たり8.65、女性が13.01、男性が4.41だった。女性のワクチン接種後CVST発症率はCOVID-19流行前より5.1倍高く(10万人年当たり13.01 v...