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局所進行胃がんの腹腔鏡手術、開腹術と5年生存率同等

2021年11月13日  JAMA Surgery

幽門側胃切除術を受けた臨床病期T2、T3またはT4aの局所進行胃がん患者を対象に、D2リンパ節郭清術を伴う腹腔鏡下手術と開腹手術の生存率を比較した中国の非劣性非盲検無作為化臨床試験(CLASS-01試験)の5年後転帰を比較。3年無病生存率に関して、腹腔鏡下幽門側胃切除術は開腹幽門側胃切除術に対する非劣性が報告されている。 治癒的治療を受けた1039例のデータを分析した結果、5年総生存率は腹腔鏡手術群72.6%、開腹手術群76.3%だった(log-rank検定によりP=0.19;ハザード比1.17、95%CI 0.93-1.48、P=0.19)。胃がん関連死(同1.14、0.87-1.49、P=0.34)およびその他の原因による死亡(同1.23、0.74-2.05、P=0.42)に群間で有意差はなかった。...