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遺伝的うつ病リスクと白血球数に双方向性の関連

2021年11月14日  JAMA Psychiatry

PsycheMARGEネットワークに属する4つの医療システムの電子医療記録を用いて、うつ病の多遺伝子スコア(PGS)と炎症性バイオマーカーの白血球数との関連を遺伝子関連解析で検討。欧州系(38万2452例、女性18.7%、年齢中央値57.9歳)およびアフリカ系(1万2383例、61.1%、39.0歳)のシステム登録者を解析対象とした。 その結果、うつ病PGSと白血球数に強い関連を認め(β=0.03、P=1.07×10-17)、他の3つの医療システムも含めたメタ解析でもこの関連が再現された(β=0.03、P=1.03×10-136)。媒介分析では双方向の関連が示唆され、白血球数はうつ病PSGとうつ病診断の関連の2.5%(95%CI 2.2-20.8、P=2.84×10-20)を媒介し、うつ病PGSと白血球数の関連の9.8%(同8.4-11.1、P=1.78×10-44)をうつ病診断が媒介した。...