中等症ないし重症の尋常性乾癬患者108例を対象に、アバタセプトによるウステキヌマブ投与中止後の乾癬再発予防効果を並行群間二重盲検無作為化試験で検討(PAUSE試験)。0週時と4週時のウステキヌマブ投与で奏効を得た91例を12週時にウステキヌマブ継続群またはアバタセプトへの切り替え群に割り付けて39週まで投与した。 その結果、12-88週に再発(乾癬面積重症度指数の改善が50%以上消失)した患者の割合は両群同等だった(アバタセプト群91.1% vs. ウステキヌマブ群87.0%、P=0.41)。ウステキヌマブ最終投与から再発までの期間中央値もほぼ同じだった(36週 vs. 32週)。ウステキヌマブ中止後、アバタセプトで病変の病原性インターロイキン(IL)-23媒介乾癬分子シグネチャーの抑制が維持できなかった。...
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