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子宮摘出術で未産婦の骨盤臓器脱リスクが60%上昇

2021年11月14日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

1947-2000年生まれで1977-2018年にデンマークに居住していた全国未産婦集団54万9197例のデータを用いて、良性疾患に対する子宮摘出術後の骨盤臓器脱(POP)手術リスクを歴史的マッチングコホート研究で検討した。 最長42年間の追跡(リスク80万9435人年)で、子宮摘出術施行群の0.30%と子宮摘出術非施行の参照群の0.18%がPOP手術を受けていた(10万リスク年当たり発生率各20.5%、12.7%)。子宮摘出術施行女性のPOP手術リスクが60%高かった(調整ハザード比1.6、95%CI 1.0-2.5、P=0.04)。腟式子宮摘出術施行女性およびマッチする女性を除外後、この関連は実質的に同じだった(粗ハザード比1.5、95%CI 1.0-2.4、P=0.05)。参照群と比べると、子宮亜全摘出術、子宮全摘出術、腟式または腹腔鏡下子宮摘出術後のPOP手術率が高かった。...