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腎細胞がん脳転移、カボザンチニブが高い頭蓋内活性示す

2021年11月15日  JAMA Oncology

欧米15施設で、腎細胞がん(RCC)の脳転移患者88例(男性78%、カボザンチニブ治療開始年齢中央値61歳)を対象に、カボザンチニブの臨床活性および毒作用を後ろ向きコホート研究で検討。追跡期間中央値は17カ月だった。脳に対する局所療法の併用しない患者33例をコホートA、併用する患者55例をコホートBとした。 その結果、主要評価項目の頭蓋内放射線学的奏効率は、コホートAが55%、コホートBが47%だった。頭蓋外奏効率は、コホートAが48%、コホートBが38%、治療失敗までの期間中央値は8.9カ月、9.7カ月、総生存期間中央値は15カ月、16カ月だった。カボザンチニブの忍容性は良好で、予期せぬ毒作用や神経学的有害事象の報告はなく、治療関連死もなかった。...