関節鏡視下手術、TXA使用に術後疼痛改善などの効果
関節鏡視下手術に用いるトラネキサム酸(TXA)の効果を無作為化比較試験7件(対象計724例)の系統的レビューとメタ解析で検討した。 その結果、対照群と比べると、TXA群では術後2週時の視覚的アナログ尺度(VAS)スコア(平均差-1.65、P=0.06、I2=97%)、関節吸引を要した患者数(リスク比0.27、95%CI 0.12-0.56、I2=0%、P=0.0006)、ドレーン排液量(平均差-61.14mL、I2=94%、P=0.006)、術後2週時の関節血症グレード(Coupens & Yates分類)(平均差-0.76、I2=0%、P<0.0001)が有意に低下した。対照群に比べると、TXA群で深部静脈血栓症、感染症、関節線維化、他の重大な合併症または有害反応の発生率の上昇は見られなかった。...
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