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左室不全ESUSのリバーロキサバン、アスピリンに優越性

2021年11月17日  JAMA Neurology

無作為化第III相臨床試験(NAVIGATE ESUS)の部分集団解析で、左室機能不全がある塞栓源不明脳塞栓症(ESUS)患者を対象とした脳卒中再発抑制でのリバーロキサバンのアスピリンに対する優越性を検討。試験登録時に左室機能評価を受けた患者7107例のうち502例(7.1%、平均年齢67歳、女性26%)に左室機能不全が認められた。 その結果、追跡期間中央値10.4カ月で、左室機能不全あり群の主要評価項目(脳卒中再発または全身性塞栓症)発現率はリバーロキサバン群2.4%、アスピリン群6.5%と差が見られたが、左室機能不全なし群では5.3%、4.5%とほぼ同じだった。アスピリン群に対するリバーロキサバン群の主要評価項目発生ハザード比は、左室機能不全あり群0.36(95%CI 0.14-0.93)、なし群1.16(同0.93-1.46)だった(治療相互作用のP=0.03)。...