潜伏期のリウマチ性心疾患、抗菌薬予防投与で進行抑制
2021年11月25日
New England Journal of Medicine
心エコー検査で潜在期のリウマチ性心疾患確定診断を受けたウガンダの5-17歳の小児916例を対象に、抗菌薬のペニシリンGベンザチン(ベンザチンベンジルペニシリン)の2次予防投与が疾患増悪の予防に有効かを無作為化比較試験で検討(GOAL試験)。主要評価項目は、治療開始2年後の心エコー検査による疾患進行とした。 修正intention-to-treat解析の結果(対象799例)、予防投与なし群の8.2%、予防投与あり群の0.8%に心エコー検査での増悪が確認された(P<0.001)。予防投与あり群では、患者2例に軽度のアナフィラキシー反応を含め処方に起因する重篤な有害事象が発現した(全予防投与の0.1%未満)。...
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