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帯状疱疹ワクチンでギラン・バレー症候群リスクが上昇

2021年11月27日  JAMA Internal Medicine

65歳以上のメディケア受給者で遺伝子組み換え帯状疱疹ワクチン(RZV)を接種者84万9397例と帯状疱疹生ワクチン(ZVL)接種者181万7099例を対象に、ワクチン接種後のギラン・バレー症候群(GBS)発症リスクを症例集積コホート研究で比較。さらに、メディケア請求データおよび医療記録を用いた自己対照症例集積解析を実施し、RZV接種後のリスク期間(1-42日)と対照期間(43-183日)で、GBSリスクを比較した。 その結果、コホート研究では、RZV接種者の方がZVL接種者よりもGBSリスクが高かった(発生率比2.34、95%CI 1.01-5.41、P=0.047)。メディケア請求データを用いたの自己対照解析では、リスク期間の方が対照期間よりもリスクが高く(発生率比2.84、95%CI 1.53-5.27、P=0.001)、寄与リスクはRZV接種100万回当たり3例だった。医療記録を用いた解析でも、リスク期間中はリスクが高かった(同4.96、1.43-17.27、P=0.01)。...