研修医の抑うつ症状増加に抑制傾向、米
2021年11月27日
Annals of Internal Medicine
米国の医療機関で2007-19年に研修を開始した1年目の研修医(インターン)計1万6965例を対象に、抑うつ症状と関連因子の推移をコホート研究で評価。研修前と研修期間中の四半期ごとに9項目の質問票(9-item Patient Health Questionnaire:PHQ-9)により抑うつ症状を評価した。 その結果、2007年から2019年にかけて、研修前の抑うつ症状が増加した(PHQ-9スコア2.3-2.9点、差0.6点、95%CI 0.3-0.8)。研修前の危険因子保有率も上昇したが、研修に伴う抑うつ症状は2007年から2019年までの間に平均24.4%低下した(同4.1-3.0点、-1.0点、-1.5- -0.6)。抑うつ症状の変化と並行して、これまで研修医のうつ病に関連があるとされてきた因子のうち、睡眠時間、同業医師からのフィードバックの質、メンタルヘルスサービスの利用が増加し、労働時間が減少していた。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。