1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. ADHD治療薬SDX/d-MPH、6-12歳児の症状を有意に改善

ADHD治療薬SDX/d-MPH、6-12歳児の症状を有意に改善

2021年11月28日  専門誌ピックアップ

6-12歳の注意欠陥/多動性障害(ADHD)小児149例を対象に、中枢神経系刺激薬serdexmethylphenidate/dexmethylphenidate(SDX/d-MPH)の有効性と安全性を検討。3週間の非盲検用量最適化期に至適用量を決定し、二重盲検投与期に至適用量のSDX/d-MPHとプラセボに無作為化により割り付けて7日間投与した。 その結果、主要有効性解析で、7日目に模擬教室(laboratory classroom)環境下で評価したADHD機能障害評価尺度SKAMP(Swanson, Kotkin, Agler, M-Flynn, and Pelham)合計スコア平均値の治療前からの平均変化量は、プラセボ群に比べてSDX/d-MPH群で有意に改善した(最小二乗平均差-5.41点、95%CI -7.10--3.71、P<0.001)。重篤な有害事象は見られなかった。用量最適化期に患児の3分の2に有害事象が発現し、特に頻度が高かったのは不眠と食欲減退だった。...