関節置換後のHOOSとKOOSのPASS閾値、患者因子が影響
2021年11月28日
The Journal of Bone & Joint Surgery
初回人工股関節全置換術5216例および初回人工膝関節全置換術4036例のデータを用いて、関節置換術後の股関節障害および変形性股関節症転帰スコア(HOOS JR)および膝外傷および変形性膝関節症転帰スコア(KOOS JR)の患者が容認できる症状の状態(PASS)の閾値を検討。術後2年時点での満足度「中等度改善」以上をアンカーとしたROC曲線解析によりPASS閾値を求めた。さらに、術前の共変量とPASS閾値の関連を検討した。 その結果、PASS閾値はHOOS JRが76.7(ROC曲線下面積0.91)、KOOS JRが63.7(同0.89)となった。共変量で層別化すると、PASS閾値は男性の方が女性よりも高く、術前のSF-36身体的および精神的健康度スコアが高い患者(50点以上)の方がスコアが低い患者(50点未満)よりも高かった。...
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